「耳で”本”を聴ける」サービスとして広がりを見せている、AmazonのAudible(オーディブル)。従来、月額のプランに入っていても月1冊分までしか追加できませんでしたが、2022年2月からは聴き放題となりました。ビジネス書を始め多数のコンテンツが対象となっています。
Audible聴き放題プランの使い方と料金
Audibleには2つの使い方があります。
- 定額聴き放題:月額1,500円(税込み)
- 都度コンテンツを購入
筆者は最初「聴き放題といってもあまり対象のコンテンツは多くないだろう」と思っていたのですが、見てみるとビジネス書含め聴き放題対象のコンテンツも多く、比較的新しいビジネス書も聴き放題の対象となっています。
筆者アカウントで聴き放題対象の一部を並べてみました。これだけを見ても、今すぐに聴きたいビジネス書があるのではないでしょうか。
もちろん、聴き放題対象外のコンテンツもありますので聴き放題と個別購入を組み合わせるのがおすすめです。
Audible聴き放題プランがおすすめな理由
まず、Audibleのように耳で書籍などのコンテンツ聴けるサービスがおすすめなのは主に以下の理由です。
- 耳だけなので「ながら聞き」でインプットできる
- 走りながら、散歩しながら、通勤しながら、お風呂に入りながら etc
- 活字と別経路でのインプットなので、本と組み合わせて学習効率が高まる
- 耳で聴いた内容を頭の中で再構築することで記憶に残りやすい
コンテンツに溢れ情報洪水にさらされやすい現代人にとって、耳でビジネス書をインプットできるのは非常に助かります。
そのなかで、Audible聴き放題プランがおすすめ理由としては
- コンテンツが充実している
- 本を買うより安い
の2点が主な理由です。冒頭でも述べたように、聴き放題プラン対象のビジネス書が充実しており、月額1,500円のため紙や電子書籍として購入するよりも費用を抑えることも可能です。
Audible聴き放題対象のおすすめビジネス書
それでは、Audibleの聴き放題プランで聴けるおすすめのビジネス書をまとめてご紹介します。
「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (PHPビジネス新書)
「上司の言っていることが理解できない/矛盾している」「コミュニケーションがうまくいかない、かみ合わない」といった悩みを抱える方や、自分の考えに深みがないと感じる方におすすめなのがこの書籍です。
何らかの思考やアウトプットにおいて「具体」「抽象」の両輪をバランス良く使いこなすことが欠かせません。本書では、その基本概念と活用法を学べます。
メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)
こちらも思考力を鍛える本といえます。日々目の当たりにする事象を抽象化し、その学びを具体化して転用する一連のステップを習得できます。単なる”メモ”ではない、人生を豊かにするメモの活用法を学べます。
仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法 内田和成の思考
ビジネスに絶対的な正解はありません。限られた時間で一定の正解にたどり着くために欠かせないのが「仮説思考」です。一流コンサルタントがフル活用する思考法は、職種問わず役に立つはずです。
論点思考 内田和成の思考
「仮説思考」と同じく、内田和成さんの「論点思考」もおすすめです。
ビジネスの現場において、何かと問題解決の”解決”に目が行きがちですが、そもそもどの問題を解くべきかを見定める必要があります。どんなに解決方法が優れていても論点の選択を間違えれば時間とお金が無駄になってしまうのです。
努力している割に成果が出ていないと感じるビジネスパーソンは必見です。
コンサル一年目が学ぶこと
タイトルに「コンサル」とありますが、すべてのビジネスパーソン特に若手におすすめです。成果を出すコンサルタントに共通する考え方や仕事の進め方がまとめられています。
「結論ファースト」など、当たり前ではあるもののなかなか徹底できないことも含め、ハイパフォーマーの「共通言語」を学びましょう。
デジタルマーケティングの定石 なぜマーケターは「成果の出ない施策」を繰り返すのか?
Audibleにはマーケティング関連のビジネス書もありますが、なかでも「デジタルマーケティングの定石」がおすすめです。デジタルならではの制約(目の前にユーザーがいない、など)を踏まえたあるべき打ち手が体系的かつ具体的に整理されており、マーケティング初心者は繰り返して聴くのが良いでしょう。
プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる
Z世代、NFTなど時代の変化に応じたキーワードが次々と出てきますが、この時代に知っておくべき概念として「プロセスエコノミー」が挙げられます。
プロダクトの機能・品質だけでは差別化が難しいなかで、新しい戦略を考える際の引き出しとして理解しておくと打ち手の幅が広がります。流行りに乗ってただ過程を公開すれば良いという単純なものでもないため、背景や考え方を理解しておきましょう。
Audible聴き放題に限らずおすすめのビジネス書は別記事でまとめています。
20代若手向け『ビジネス書おすすめ本』24冊 – スポビズ研究所
Audible聴き放題のおすすめ活用法
Audibleでビジネス書をインプットするうえでのおすすめ活用術をご紹介します。
思考法寄りのビジネス書がおすすめ
Audibleでながら聞きができる一方で、耳のみでのインプットとなるため情報量としては少なくなります。よって技術書など具体的な内容の本を耳で聴くとストレスに感じるかもしれません。
本記事で紹介したような思考法寄りのビジネス書であれば、耳からインプットしながら頭で咀嚼しやすいのでおすすめです。
本/電子書籍との併用で吸収効率アップ
紙や電子書籍で読んだ本をAudibleでも聴くインプット方法もおすすめです。人間は忘れる生き物であり、前に読んだ本の内容は活用していなければ忘れてしまいます。それではもったいないので繰り返しが大切なのですが、1つの方法だけだと飽きるのも事実です。
同じ内容でAudibleという別の経路からインプットすることで、学習効率も高まります。同じ商品の広告を複数のチャネルで目にすると印象に残りやすいのと近いですかね。