ウルトラレースで戦うなら寝ずに走る練習が必要【ウルトラレースの練習方法】

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UTMFなどの100マイルレースや,100kmレースでは夜を超えたり,睡魔と戦ったりすることが重要になってきます.

カフェインなどの摂取で一時的に乗り越えることができるかもしれませんが,継続的に走り続けるためには,それなりのトレーニングが必要です.

今回は過酷なウルトラレースを乗り越えるための練習方法を紹介していきます.

夜を越えるレースは精神的に堪える

真っ暗なトレイルを行くのは,時間にしておよそ10時間.

10時間もの間,真っ暗なトレイルを走り続けるのは,精神的にかなり摩耗します.

想像してみてください.10時間もの間真っ暗な道を歩き,走り続けるストレスを.

精神的によわよわな筆者なら即死です.

なので,走り切れる身体も重要ですが,同時に精神力も必要になってくるのです.

ただ,身体を強くしようと,厳しいトレーニングを積んでいると自然と精神的にも強くなるのでとにかく練習有るのみです.

暗いうちに走るトレーニング

暗いうちのトレーニングをすることは効果的です.

  • 早朝
  • 夕暮れ後

冬なら早朝でも暗いので,早朝に走ることをおすすめします.

逆に夏は日の時間が長いため,夕暮れ後に走ることをおすすめします.

ただ,冬は怪我に気を付け,夏は熱中症に気を付けて行うようにしましょう.

できるだけ長く走るトレーニング【ロード編】

ウルトラレースでは山と山をつなぐセクションで,必ずロードを走らされます.これが意外と長かったりします.

そこでロードをできるだけ長く走るトレーニングも効果的です.

これによって基礎的な体力を養えますし,長く走るための筋力,心肺機能も養えます.

ポイントとしては,4,5時間連続で走れるくらいのペースで走ることです.

ペースが速すぎると,マラソンやトラック的なトレーニングになってしまうので,ウルトラレースのための能力を養えません.

  • 4,5時間のロードジョグ
  • 40~50kmのジョグ

重要なのが,『できるだけ長く走る』です.

ただ,怪我をしないようにその境界線を見極めながら行いましょう.

ロードバイク練習を行う

ウルトラレースの練習をしていると,長く走ったりしてかなり足に負担がかかります.

それが続くと怪我の要因になりかねませんので,足に負担をかけず,心肺機能,筋力をともに鍛えられる「ロードバイク練習」をおすすめします.

ロードバイクはこのようなメリットがあります.

  • 足に負担をかけずに心肺,筋力強化
  • ヒルクライムなどで身体面,メンタル面強化

ロードバイクでの練習は少なくとも100kmは走りましょう.

時間もかかりますし,しんどいのでかなりいい練習になります.

クロストレーニングについては下記記事で解説していますので,ご一読を.

山頂までの1本道を何度も往復する

1つの山を使って,何度も山頂まで往復する練習が,トレイルを使っての練習では非常に効果的です.

荷物を折り返し区間においておけますし,安全面にも優れています.

しんどくなってきたら,その周回で終われるというメリットもあります.

あのキリアン・ジョルネも行っていた練習だそうです.

TEAM SKY KYOTOでも,夜間12時間で何度京都市内にある愛宕山を往復できるかという記録会も行われています.

まとめ【ウルトラレース完走には長時間走り続ける能力が必要】

いかがだったでしょうか.

トレイルの練習は,陸上やマラソンのように「これ!」といったものが確立されていません.

なので自分で考える必要があります.ここで紹介した練習例は一例です.

しかし筆者は,トレイルの練習を確立させるためにも,いろいろな研究を重ねていきたいと思っています.

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