こんばんは、アラサーSEです!今回はスポーツビジネスとメディアに関連したお話をできればと思います。
よくよく考えると、プロ野球のメディア露出度はえぐい
みなさんは、特にプロ野球ファンのみなさんは、日本シリーズが終わってから次のシーズンが始まるまで長く感じますか?それとも短く感じますか?
私は、短く感じます。なぜかと考えたときに、それはオフシーズンになっても毎日プロ野球の話題が出ていて、常に情報に触れているから「離れている」感覚がないからかなと思ったりしています。
元横浜DeNAの球団社長の池田純氏は著書「スポーツビジネスの教科書」のなかでプロ野球ビジネスの3つの特質についてこのように書いています。
- 常にメディアに報じられる(オフシーズン含む)
- 毎年同じサイクルを繰り返す(1年のスケジュールが決まっている)
- 地域とのつながりが極めて強い
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一般企業に置き換えると、売上150億円程度の「中小企業」が毎日のようにメディア露出されることは普通ありえませんよね。一方で、何か不祥事が起きた際の拡散力もそれだけ高いことの裏返しでもあるので、危機管理能力が必然的に求められます。
オフシーズンの「コンテンツ」
では、シーズン中は最大の商品である「試合」を中心にメディアに報じられますが、シーズンが終わるとどのようなイベントがあるのでしょうか。
- ドラフト会議
- 契約更改(順次)
- FA/トレード/新外国人などの移籍・補強
- 新人王/MVP/ベストナイン/ゴールデングラブなどの表彰
- 自主トレ
- キャンプ
- オープン戦
ざっとこんな感じですかね。たとえば、オフシーズンに入っても「契約更改」は毎日のように話題になってますよね。この契約更改のタイミングに関しても注目してみるとスター選手であれば「他の球団の大物選手と被らないようにしよう」みたいな狙いがあるのではと勘ぐってしまいたくなるときがあります。これも大事なことだとは思いますが。笑
上記はそれぞれは注目度が高く、報道されていますが細かいところでいうとキャンプ中の休日に新人選手が工場見学など「社会科見学」的なのを行い、記事になるのもお決まりのパターンですよね。
まとめ
おそらく、読者のみなさんも「毎日プロ野球の話題を見かける」というのは実感としてあると思います。
365日中、ホームゲームが70日程度しかないなか、メディア各社に専任の担当をつけてもらい、オフシーズンも毎日のように記事にしてもらえるのはありがたいことなのだと改めて思います。だからこそ、選手をはじめとしたチームサイドの人はメディアとの関係性を良好にし、メディアを通してファンや地域とポジティブなコミュニケーションを取っていくことが大切ですね。