ブログ「ITからスポーツ界へ」をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、「球団のマーケティングで意識すべき視点<プロモーション>」について書いてみたいと思います。
主な収入源のおさらい以前の記事で、スポーツビジネスの主な収入源が下記の4つであること記しました。
- チケッティング
- 放映権
- スポンサーシップ
- ライセンス
あくまでも現地に観に来る、つまり観客動員数が多いからこそ放映権・スポンサーシップ・ライセンス等のビジネスが成り立つのですが、その点も含め今一度おさらいしておきましょう。たくさんお客さんがスタジアムに入るからこそ放映権が高く売れるし、スポンサーもつくし、グッズも売れる、ということですよね。
球団→ファンの視点だけでいいのか?
さて、本題のプロモーションです。
球団ビジネスをステークホルダー考える際にまず頭に浮かぶのは誰でしょうか?
おそらく「ファン」と考える方が多いのではないでしょうか?
「ファン」の方がイメージしやすいですし、実際に入場料やスタジアム物販等はファンからお金をいただいています。
そのため、「プロモーション」というとまず「いかにファンに認知してもらうか」とか「ファンの来場につなげるか」を考えるのではないでしょうか。
しかし、球団単体でリーチできる範囲は当然ながら限られています。
そこで大事になるのが、事業パートナーを巻き込む戦略です。
たとえば、チケッティング会社。
チケッティング会社の立場を考えると、委託された球団のチケットを預かっている以上、それをできるだけ売り切るべくプロモーションをかけるわけです。
極論をいうと球団がお願いしなくても結果的にチケット会社が球団のプロモーションをしてくれます。
他、放映権やスポンサー等についても同様。
球団だけではリーチできない層に対して、事業パートナーの資産を活かしてプロモーションできるわけですね。
これは以外と意識されていない視点なのではないでしょうか?