スポーツビジネス『おすすめ本』13選 | 勉強

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新型コロナウィルス感染拡大の影響で、自宅での時間が増え、オンラインや書籍で新しく何かを勉強する機会も増えています。スポーツビジネスに対する近年の関心向上から、スポーツビジネスを学んでみたい人も多いでしょう。

オンラインのセミナー等に参加するにしても、何らかの予備知識があった方がより有意義な時間になります。時代とともに変化していくスポーツビジネスですが、やはり本では時代が変わっても重要な本質、基本的な考え方や知識を学ぶことができます。

スポーツビジネスを勉強してみたい方におすすめ本を13冊ご紹介したいと思います。

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なぜ、スポーツビジネスを本で勉強するのか

スポーツビジネスを学びたいと考えている方にとって、その目的に対して効果的な方法はいくつかあると思います。

特に最近活発なのが、スポーツビジネスに関するセミナーやスクールです。注目されているチームなどのビジネス的な取り組みやスポンサーシップの事例など、当事者から直接話を聞く機会も増えています。

一方で、最新のスポーツビジネス事例について学べたものの、それを自身にどう転用すればよいか悩む人も多いのではないでしょうか。

私もそうですが、特にスポーツビジネスでの実務経験がなく、話を聞いて理解はできても肌感覚としてスッと入ってこない人は、スポーツビジネスの基本的な部分、あるいはビジネスとしての基本的な部分の理解が足りていない可能性もあるでしょう。

コロナの影響でリアルなセミナーなどの開催が難しく、学びの場、あるいはスポーツビジネスのネットワーキングの場が確保しづらいなか、改めてスポーツビジネスあるいはその周辺の基礎からじっくり勉強するのにあたり、やはりおすすめなのは「本」になります。

著者のさまざまな経験をぎゅっと1冊に凝縮し、それを数時間程度でインプットできるのは本にしかないメリットではないでしょうか。

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どんな著者のスポーツビジネス本を読むべき?

新型コロナの影響で空き時間が増えている傾向にあるとはいえ、時間は有限です。一方、本は毎日のようにたくさん出版されており、どの本を読むべきか、この選択が重要であり迷う部分でもありますよね。

スポーツビジネスについても近年は多くの本が出版されています。

その著者を大別すると、大学の教授による学問的な視点も入りつつ、スポーツビジネスの全体像を分かりやすく解説してくれる本、そしてスポーツビジネスの現場で奮闘してきた著者がその経験も凝縮してくれている本の2つがあります。

これはどちらが良い悪いではなく、自身の目的などに応じて選択してみてください。

また、「どんな著者のスポーツビジネス本を読むべき?」と書くとスポーツビジネスに関する本のみが前提となってしまいますが、

本記事では「直接スポーツビジネスには関係しないが、スポーツビジネスに活かせる本」についても厳選してピックアップしています。併せてチェックしてみてください。

スポーツビジネスは特別ではない

「スポーツ」という夢のあるエンタメのイメージ性から、スポーツビジネスに憧れる人が増えています。かくいう私もそのひとりです。

プロ野球球団でさまざまなマーケティング施策をしていたり、その成功事例に触れたりすると、何か特別なビジネスな感じを受けることもあります。

しかし、あくまで「スポーツビジネス」は「ビジネス」です。スポーツビジネスで成功するうえで、そのエッセンスはビジネスの本質と変わりません。

その観点で、本記事の前半はスポーツビジネスに関連するおすすめ本をご紹介していますが、後半はスポーツビジネスにも活かせるビジネスやマーケティングの本を並べています。

いずれも、転用できる内容だと私は思っていますので、こちらも是非目を通してみてください。

スポーツビジネスそのものを勉強できる本

スポーツビジネスの勉強にあたって、スポーツビジネスそのものと同じくらい「マーケティング」を学ぶことが重要です。ですが、まずは「スポーツビジネスそのものをとにかく知りたい」という方におすすめの書籍をご紹介します。

スポーツビジネスの”教科書”的1冊 『スポーツビジネス 最強の教科書』

まずは、スポーツビジネスの世界を俯瞰的に学べる1冊です。本書は当ブログでも以前ご紹介しました。

www.itsportsbiz.work

スポーツビジネスのビジネスモデルそのものや、海外の様々なプロスポーツ・リーグの事例、 メディアやスポンサー、グッズ/用具やスタジアムなど、事業ごとの解説もあり、まさに「入門」としておすすめの1冊です。

一番読まれている定番テキスト、待望の新版。 アマチュアからプロまで、はじめての本格的な入門書! 斯界の第一人者が、豊富な実例とともにエッセンスを体系的な知識として提示。

具体的なスポーツビジネス市場を知りたい方におすすめの1冊 『スポーツの経済学』

スポーツビジネスといっても、様々な事業があるなか、市場規模がどれくらいなのか気になりますよね。本書は、元プロ野球選手でもあり、球団ビジネスでも成果を残した小林至氏の著書です。

欧米との比較も交えながら、ビジネスモデルの違いや市場規模等について知ることができる1冊です。小林氏のように、現在は享受としての肩書もありながら、選手やビジネス側の両面で現場にも精通している著者は稀です。その意味でもおすすめのスポーツビジネス本です。

2015年に発刊した同名書の新装改定版。2019年のラグビーワルードカップに続き、翌20年の東京五輪、21年のワールドマスターズゲームズが日本で開催となる。こうした大規模なスポーツイベントが同一国で3年連続して開催されることは、世界でも例がない。

Bリーグの具体的事例から学ぶ 『稼ぐが全て』

上記2冊を読めば、スポーツビジネスについて何となく全体観は見えてくるでしょう。そうなると、今度は具体的なスポーツビジネスの現場を知りたくなります。一方、現場目線での本はなかなか見当たらない、という声もあるかもしりません。

そんな方におすすめのスポーツビジネス本がBリーグの初代事務局長が著した『稼ぐが全て』です。

スポーツビジネスの現場となると得てして球団やクラブの事例に飛びつきがちですが、プロスポーツの根幹となる「リーグ」や「機構」について学ぶのがおすすめです

。その点、プロ野球・Jリーグに次ぐプロスポーツに成長したBリーグの立ち上げについて生々しく書かれた本書を読むと、リーグがどのように運営され、プロスポーツを支えているかが見えてくると思います。

今ではスポーツビジネスにおいてもさまざまな本が出版されていますが、そのなかでも「リーグ」経営の実務者による、リーグの立ち上げから成長までをここまで詳説している本はなかなかないでしょう。

バスケット団体2団体の統合からはじまったBリーグ。 不安をよそに初年度観客動員数は226万人、と初年度から黒字化に成功。 前体制と比較して観客動員数は50%増(250万人)、リーグ売上は10倍の50億円と、 他スポーツと比較しても肩を並べるほどになった。 スポーツ産業はもちろん、成長産業が数少ないなかで大健闘。 その成長理由はいったい何か?

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横浜DeNAベイスターズの奇跡の球団改革『スポーツビジネスの教科書 常識の超え方 35歳球団社長の経営メソッド』

かつては「弱小球団」とされ、チームの弱さも相まって経営状況も悪く、TBSなどによる身売りが続いていたベイスターズ。DeNAの参入を機に、最年少の球団社長として池田純氏が就任します。

スポーツビジネス界特有のさまざまなしがらみもあるなかで、池田純氏主導の改革のもと、斬新なマーケティング施策などで「経営力強化→チーム力強化」というスパイラルを実現しました。

スポーツビジネスでは、よく「鶏が先か、卵が先か」という議論が沸き起こりますが、DeNAベイスターズではどうだったのか。

本書は、まさにスポーツビジネスを学ぶ人にとってお手本となる事例でもあり、これからスポーツビジネスを志す人にとっては必読の一冊です。

【ベイスターズを5年で再生させた 史上最年少球団社長が明かすマネジメントの極意】 ///////////////////////////////////////////////////////////////////// ビジネスパーソン必読! 球団経営はすべてのビジネスに通じる。

アメリカのスポーツビジネスでも変わったモデル?『MLSから学ぶスポーツマネジメント』

アメリカの4大プロスポーツといえば、NBA・MLB・NFL・NHLです。

ヨーロッパと比較してもサッカーの人気は低く、後発組ながら今やアメリカのスポーツビジネスを語るうえでは欠かせない存在に成長したMLSは、アメリカの典型的なリーグモデルとは一線を画しています

国に根付いていないスポーツという位置づけから、いかにして成長を遂げたのか。日本人としてMLSに関わった著者が語るスポーツビジネスはどのようなものなのか。本書は、近年のスポーツビジネスへの理解を深めるうえで、必読の一冊です。

今、超サッカー大国へと変貌を遂げているアメリカ。 日本人で初めてMLSに勤務した著者が、その舞台裏を徹底解説!

最新のスタジアム・アリーナの動向が気になる?『スマート・ベニューハンドブック スタジアム・アリーナ構想を実現するプロセスとポイント』

政府が掲げるスポーツビジネス市場規模の15兆円の目標に向けて重要な位置づけになっているのが、スタジアムの充実化です。なかでも日常のなかにスタジアムが溶け込むような多機能型の「スマート・べニュー」が鍵となります。

この構想を掲げている日本政策投資銀行による最新のスタジアム・アリーナに関する動向について詳しく解説されています。本書は、スポーツビジネス関連書籍のなかでも珍しく「スタジアム」に焦点を当てている一冊といえるでしょう。

2020年を契機として、スポーツを通じた国内経済・地域活性化への期待が高まっている。その牽引役と位置付けられているのが、スポーツ施設を核とし、公共機能や商業施設を併設した多機能複合型の施設「スマート・べニュー」だ。この構想の提案者でもある日本政策投資銀行が、一書にまとめて世に問う。

今後のスポーツビジネスを知りたいあなたに『スポーツビジネス15兆円時代の到来』

著者は2019年のラグビーワールドカップの運営に携わった森貴信氏。その前は西武ライオンズやVファーレン・長崎の事業を支えてきた経験も持っており、スポーツビジネス界で広く活躍している方といえます。

本書では、そんな森氏による、今後スポーツビジネスが目指してく15兆円時代について、具体的な事例も交えながら解説されています。

長らく競技者(選手)のものだった日本のスポーツは、新しいステージを迎え、今後より人びとの暮らしに密着したものになる。すでに起こっている事例を挙げつつ、人・モノ・カネの動きの実際と予想される未来を、スポーツビジネスの最前線で活躍する著者が語る。

アメリカのスポーツマーケティング最新情報を理解できる『アメリカのスポーツ現場に学ぶマーケティング戦略』

MLBチームのビジネスの現場にも帯同している筆者による、アメリカのスポーツビジネス・マーケティングを詳説している本です。

アメリカの「4大リーグ」がいかに「試合」の価値を重視し、そのうえでの制度設計になっているか、あるいは各リーグを比較することによって見えてくるスポーツビジネス・マーケティングとしての視点を学習できます。

大学の教授ということから、初心者にも分かりやすい内容でありつつ、現場の経験も練り込まれており、スポーツビジネスの市場規模が大きいアメリカから学ぶにはおすすめの本です。

MLBスプリングトレーニングキャンプに毎年参加し,スポーツが文化として地域に根付く現場に肌で触れ続けてきた著者が,最先端のスポーツビジネスの現状と仕組みをわかりやすく解説. 前書を上回る豊富な図版を用いて、最新事例を交えながら書かれた,生きたスポーツビジネスを学ぶための入門書.

ストーリーとしてスポーツビジネスを知りたいあなたに『ノーサイド・ゲーム』

本書は小説に属する本ではありますが、2019年に日本中が感動したラグビーワールドカップに関連して、ドラマや小説で『ノーサイドゲーム』に触れた方も多いでしょう。

「プロスポーツ」からは離れますが、日本で多い「企業スポーツ」の厳しい現状について、君嶋GMの奮闘という物語を通じて学ぶことができます。

また、リーグとしてどうあるべきか、つまり「リーグガバナンス」という観点でも学びの多いストーリーになっています。気軽にスポーツビジネスを勉強してみたいあなたに、その取っ掛かりとしてもおすすめの一冊です。

池井戸潤最新作!  経営戦略室から左遷された男が挑む――。 低迷ラグビー部を””経済的に””立て直せ!

スポーツビジネスについて、約1万字で多角的に解説した記事もあるので、こちらも是非ご参照ください。

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スポーツ人材向けおすすめエージェント

マーケティングをスポーツビジネスに活かす本

スポーツビジネスの成功に欠かせないのが、「マーケティング」の視点です。スポーツ業界の外から学べることも多くあるでしょう。

典型的なものが「エンタメ」ビジネスのなかで成功している企業のエッセンスを抽出し、スポーツビジネスに活かすことです。その観点でおすすめの本が以下です。

※「マーケティング」に焦点を当てたおすすめ本は別途ご紹介しています。気になる方はこちらもご覧ください。

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テーマパークのマーケティングからマーケティングの真髄を学ぶ 『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門』

開園当初は順調に入場者数や売上が伸びていたものの、ある時期から伸び悩み、経営危機にまで達していたUSJをP&Gからヘッドハンティングされた森岡氏が再建したプロセスをもとに、マーケティングの真髄を学べる一冊です。

余談ですが、テーマパークビジネスとスポーツビジネスは共通する点が非常に多いです。

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本書では、USJが一時転落した原因、その後復活し、むしろ売上がもっと伸びた要因から、スポーツビジネスに活かせるマーケティングの考え方を吸収できます。

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

今、多くの日本企業が苦境に立たされているのはなぜか? それは技術志向に陥り、マーケティングができていないからだ。日本屈指のマーケターが、ビジネスを劇的に変えるマーケティングの基本をわかりやすく解説。

スポーツビジネスはファンビジネス! 『ファンベース』

こちらもスポーツビジネスとは直接関係のない本ですが、スポーツビジネスに関わる人として必読の一冊です。「ファンあってのプロ野球」と言われるように、スポーツ興行において「ファン」の存在は欠かせません。

とはいえ、簡単に新規のファンを獲得することはできないので、「コアファン」の存在が重要で、そのコアファンが新しいファンを連れてきてくれます。本書はその考え方を学ぶのにおすすめです。

人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。

プロスポーツチームのファンは、なぜスタジアムに運んでまで試合を見たいのか?テレビやインターネットで余暇の時間を投下してまでスポーツ中継に見入るのか?

これらは、スポーツビジネスで収益を拡大していくうえで絶対に欠かせない問いです。

「ジョブ理論」は、スポーツビジネスの本ではありませんが、ファンの心理や求めていること、なぜ生活のなかにスポーツを「雇用」するのか、を考えるうえで非常に役立つ一冊です。

別途レビュー記事もありますので、併せてご覧ください。

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★破壊的イノベーション論のクリステンセン教授が  「人はなぜそれを買うのか?」を解き明かす!”

現代のマーケティングを学べる『革命ファンファーレ』

最後は、「現代の革命家」とも評されるキングコング西野亮廣氏の『革命のファンファーレ』です。

スポーツビジネスも広く捉えると「エンターテインメント」の領域に入りますが、この分野で圧倒的な結果を残し、今も最先端のビジネス・マーケティングを実践しています。

コロナの影響もあり今やスタンダードになっている「クラウドファンディング」や、絵本の無料公開、オンラインサロンなどの取り組みを何年も前から成功させてきています。

機能やクオリティでは差別化が図りにくい現代における「ファン」の作り方など、スポーツビジネスにも多分に活かせる内容が詰まっている一冊です。

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作り、30万部突破のメガヒットへと導いた天才クリエイターが語る、”現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方。

いずれも、これからスポーツビジネスを学びたい人にとって有益な本となっています。また、今後も更新・追加していくので、チェックしてみてください!

スポーツビジネスをどう勉強するか

今回は、「本」に焦点を当ててスポーツビジネスの勉強に活かせるものを厳選してみました。冒頭でも触れたように、本を使ってスポーツビジネスを学ぶことももちろん有効です。

一方で、近年はさまざまな企業・組織がスポーツビジネスに関する情報発信やセミナーの開催などをしており、勉強の場は広がっています。

単にイベントで講演を聴講しただけでは何にもつながらないですし、一方で身の回りの題材から自身の分野やスポーツビジネスに活かそうという意識があれば、学ぶ題材はたくさん転がっています。

本はあくまでひとつの手段として、コロナ時代にスポーツビジネスに限らずどう学んでいくか、これは私も試行錯誤してみようと思います。

「スポーツビジネスとは」について私なりに詳しく解説した記事もチェックしてみてください。

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スポーツビジネス本について解説された動画

Youtubeでも、スポーツビジネス本のおすすめについて解説されている動画があります。興味のある方はご覧ください。


【スポーツビジネス】スポーツ業界で働きたい人が絶対に読むべき本 3選【入門編】

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