【アディダス テレックス スピード プロ レビュー】adidas TERREX SPEED PRO | これがトレランの最適解

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ここ1年ほどで目まぐるしい成長を遂げつつあるAdidas TERREXのトレランシューズ。

他のメーカーを圧倒するほどの完成度は今後のトレランシューズ業界を独占するのではと思うほどです。

今回は、Adidas TERREX Speed Proのレビューをしていきます。

筆者が履いてきた他メーカーとの比較も交えつつ紹介していきます。

スポンサーリンク

アディダス テレックス スピード プロ レビュー

今回筆者が購入したのは、ボルト×ホワイトカラーです。(2021.04時点国内ではこのカラーのみ)

薄いボルトカラーに鮮麗されたホワイト。走る意欲を高めてくれるデザインをしています。

ホワイトはトレランシューズでは汚れが目立つので、若干な残念ポイントではあります。

脱げにくいホールド感・フィット感

写真にあるヒールの黒い部分は透けており、通気性を高めています。

また、ヒール部分が柔らかいため、がっちりホールドしてくる感じがあります。

他メーカーのトレランシューズはヒール部分がガチガチに固定されているものが多いですが、それに比べるとフィット感があり、後ろから踵を踏まれても脱げません。

アウトソールのラグの高さ【登りでの力が逃げにくい・登りが速くなる】

アウトソールはこんな感じです。

ブーメラン型の凹凸に真ん中はメッシュ部分とコンチネンタル部分が交互に並びます。

これのおかげで踏み込みの力が伝わりやすいです。

真ん中部分がぐっと曲がってくれるため、登りではつま先で押し出す際にアウトソールも柔軟に曲がるので、上への力が非常に伝わりやすいのです。

全面コンチネンタルグリップだとこの踏み込み具合は体験できないでしょう。よく考えられており、さすがのadidasといった感じです。

アウトソールのラグは高め【滑りにくい・転びにくい】

横から見るとラグの高さがわかりやすいかと思います。

実測で6mm。

高すぎず低すぎずです、ちょうどいいです。

ラグが高すぎるとロードで突っかかる感じがあって走りにくく、低すぎるとトレイルで滑るので、そこの辺の調整が難しいのですが、この6mmという高さは絶妙です。

ロードでもトレイルでも問題ありません。

むしろ雨上がりのロードであれば、こちらの方が有利になる可能性さえあります。

アッパーが最強【水を吐き出しやすく速乾・軽量・通気性抜群】

アッパーが丈夫も丈夫。

まじで破れる気がしません。

トレイルシューズって結構木などに引っかかって破れることが多々あるんですが、このアッパーは若干硬く、それでいて引っかからない。

素材にプラスチック感(シャリシャリ感)があって、木や鋭利な石がアッパーに引っかかりかけても滑りぬけていきます。

salomonを主として他のメーカーはアッパーが破れやすいのが難点でしたが、このシューズは破れる気がしません。(他メーカーは破れやすくして新しいシューズを買わせる戦略??)

クッショニングは微妙【ミドルレースまで推奨】

ミッドソールの薄さは人によっては気にならないかもしれません。

これをメリットととるかデメリットと取るかはそれぞれ違うでしょう。

ヒール部分のクッションは比較的あります。しかし、前足部のクッションはかなり薄いです。

実際に走ってみても、足の裏の石や木などの存在感を感じます。

ウルトラ向きではないことは確かです。

60km程度のミドルレンジの程度の距離まででしょう。

シューホールの完成度は神【優しく足を包み込む・腱鞘炎対策】

シューホールのおかげでフィット感がすごいです。

少し硬めのシューホールですが、その硬さががっちりホールドしてくれます。

柔らかすぎると走っている時に足が中で揺れますが、硬いと足に遊びがなくストレスなく走れます。

中はさらさらで、履くときはぬるっと入ります。

靴ベロは若干クッションによる厚みが施されており、腱鞘炎対策にもなります。

実際に走ってみた【濡れた石でも滑らない】

実際に走ってみました。

前日の夜に雨が降っており、なかなかぬかるんでいました。また、石も濡れておりつるつるしていました。

しかし、登りは滑ることなく淡々と走り続けられました。

登りのスピードが向上した【登りやすいトレランシューズ】

他メーカーのシューズだと、登り中にぬかるんだ地面に足を取られてズルっと滑ることがありましたが、それがありませんでした。

そして、力がよく伝わるので、余計な力を使わなかったためか、いつもより余裕度がありました。

下りは安全さが段違い【下りやすいトレランシューズ】

下りは濡れた石などの上でも全く滑りませんでした。

最初に接地した瞬間は「滑る!」と思いますが、その瞬間きゅっと止まります。

アウトソールにはコンチネンタルグリップという素材が採用されており、そのグリップ力がトレイルでは非常に活躍するなと感じました。

濡れた石で滑って転ぶことはトレイルランナーには多いですが、その危険性がほぼなくなります。

まとめ【ロードシューズに近いトレランシューズ】

Adidas TERREX Speed Proはよりロードシューズの感覚に近いトレランシューズという印象です。

なのに、トレランシューズとしての性能もトップクラスです。

adidas が本腰入れてトレランシューズを開発してきた感じがあります。

adidasレベルの企業がトレラン市場に参戦してくると、他のメーカーのシューズを履く気になれないかもしれません。

正直筆者はこのシューズを履いて、トレランシューズでadidas以外を履く気が失せました。

他のトレランシューズを履くメリットをすべて打ち消された気がします。

買ってみて損はないはずです。

タイトルとURLをコピーしました