スマートフォンやPC、今や欠かせないアイテムとなってきました。
日常に浸透し、デジタル機器を見ない日はありません。
非常に便利です。気になったことはすぐに調べられるし、手間がかからない。
しかしその便利すぎる反面、大きすぎるストレスや依存してしまっています。それも大半の人がそれらのデメリットに気づいていません。
今回はそんなデジタル社会から身を離し、身を清めるデジタルデトックスについて解説していきます。
デジタルデトックスとは?意味は?効果は?
デジタルデトックスとは、『一定期間デジタル機器と距離を置き、ストレスを軽減し、自然や実際のコミュニケーションに目を向ける』ことです。
つまり、今やかかせないデジタルデバイスを断ち切って生活して、デジタルデバイスや発達したネットワークとの付き合い方を改善する取り組みです。
デジタルデトックスのメリット・効果
デジタルデトックスのメリット・効果はたくさんあります。主なものを挙げるとこの通りです。
- 気分がすっきりする
- 睡眠の質改善
- クリエイティブになる
- 人間本来の感覚が冴える
- 眼精疲労の改善
- ストレス軽減
- 脳疲労の改善
これらの他に、研究では血圧、心拍数、筋肉の凝り、ストレスホルモンの数値などが、自然な環境においてよくなることが示されています。
つまり、より自然な環境に身を置くことが重要なのです。
スマホやPCは人間にとって刺激が強すぎる
現代社会の急速な変化は体に負担を強いています。
ネットワークの整備がなされ、家でショッピングができたり、映画を見れたり、書籍さえもデジタルで見ることができます。
また、SNSで容易に遠くの人とつながることができたり、承認欲求を満たすことができたり。
そんな便利な世の中ですが、人間にとってそれらは刺激が強すぎるのです。
では、どう刺激が強いのでしょうか。
デジタル機器の刺激が強い理由
スマホを何時間も何十時間も連続して操作することを想像してみてください。
どうなるでしょう。
とてもしんどくなりそうですよね。
目は疲れ、操作する手は疲れ、脳が疲弊して頭痛が起こったり、思考がぼやけたり、短時間で肩や首が凝るなど、少なくともどれかには当てはまるでしょう。
筆者は1時間も連続でスマホを触れません、頭がぼんやりしてくるからです。
反して、同じ時間本を読んでもこういう現象はめったに起こらないので、相対的に考えてスマホやPCの刺激が強すぎると言えるでしょう。
情報量が脳を疲弊させる【情報は目に入るだけで疲弊する】
スマホやPCを触っていると嫌でも情報が目に飛び込んできます。
ネットニュースや資料データ、SNSの通知やメッセージ。
必要ない通知や情報が目に入りますが、こういった情報は読まなくても、「目に入るだけで疲労する」と言われています。
脳が一日に処理できる情報の量はある程度決まっています。
そのため不必要な情報も処理することで、脳が1日で処理できる限界に達してしまいます。
そんな中仕事などに取り掛かると疲れやすく、効率的ではありません。
なので、通勤通学中にスマホを触るビジネスパーソンはもったいなく、二流です。
本を読む、風景を眺めるなどのデジタルデトックスを行いましょう。
寝る前のデジタル機器は体に毒
寝る前のデジタル機器の使用は睡眠の質を下げてしまいます。
睡眠は生きている上で非常に重要です。
睡眠については下記記事で詳しく解説していますの、ご一読を。
デジタルデトックスのコツ・やり方・方法
デジタルデトックスのやり方で、最も望ましいのは電波の届かない場所に行き、そこで一定期間生活することです。
しかし、現代人にそんな時間はありません。
なので、ここでは現代人向けのデジタルデトックスの方法を紹介していきます。
- 待ち時間にスマホを触らず風景を楽しむ
- 電車・バス内でスマホをいじらず車窓に流れる風景を楽しむ
- 通勤通学時間に音楽を聴かず、環境音に耳を傾けてみる
- 家ではスマホを必要以上に触らない
- スマホからSNS・動画視聴プラットフォームアプリを削除する
スキマ時間にスマホを触らないことが重要
スキマ時間は手持無沙汰になって、ついついスマホを触ってしまいがちです。
しかし、そういうちょっとした時間にスマホを触る癖を無くすことで、デジタルデトックスの効果を半分程度受けられます。
人間観察や、周囲にある建造物を眺めて時間をつぶしてみましょう。
音楽よりも環境音を聞いてみる
通勤通学で毎日音楽を聴いている人は2日1回は環境音を聞いて通勤通学する日を設けてみましょう。
そうすることで、耳の機能が改善します。
毎日の音楽は耳の機能を奪う恐れがあるので、長期的に見ても毎日行うべきではありません。
まとめ【デジタルデトックスの効果・やり方】
いかがだったでしょうか。
デジタル化が進む現代社会だからこそ、デジタルデトックスという心遣いで身体を労わることが大切なのです。
スマホの触りすぎで将来脳が破壊されていない保障はどこにもありません。
できるうちに早めからデジタルデトックスを行動に移していきましょう。