近年,ランナーでも,他のスポーツでも注目を浴びている”筋膜リリース”.
この筋膜リリースの先駆者と言っていいほどのトリガーポイントをかれこれ3年使い続けていますが,ランニングの疲労だけでなく,デスクワークの疲労も取れ,睡眠の質も向上させてくれるので,毎日コロコロしています.
トリガーポイントとは足や腰に自重をおろしてコロコロすることで疲労を回復するというアイテムです。
今回はトリガーポイントを3年間使い続けて感じたことを,変わったことを解説していきます.
トリガーポイントフォームローラー レビュー
トリガーポイントとは?筋膜リリースとは?
人間の身体には全身において筋肉が存在し、それぞれ骨と癒着しています。
そのため、筋肉が収縮するたびに癒着していため骨と筋肉にストレスがかかり、疲労や慢性的な怪我の原因になります。
特にマラソンやトレランといった持久的スポーツであり、特定の箇所にストレスが集中しやすいスポーツでは、この癒着部分の痛みが起こりやすいです。
その痛みを引き起こす、癒着部分にある細胞を「トリガーポイント」と呼んでいます。
そして、そのトリガーポイントを正常な状態に戻すことを「筋膜リリース」といいます。
トリガーポイントフォームローラーのスペック・特徴
トリガーポイントは先ほど説明した通りのものです。
そして、そのトリガーポイントによって引き起こされる疲労や怪我を改善するためには、トリガーポイント部分、つまり、筋肉と骨の癒着部分を緩める必要があります。
その癒着部分を緩めるために使うのが、「トリガーポイントフォームローラー」になります。
計算された設計【筋膜をリリースしつつ、血流促進】
トリガーポイントの作りはほぼ完全体に近いです.
上の写真を見ると、でこぼこしており、凹凸があります。
これは筋肉を圧迫している際、血液が通る道となるように設計されているのです。
安物はこの凹凸がないものが多く、それはほとんど意味のないローラーだと思っていいでしょう。
筋肉を圧迫でほぐしつつ、血液も流す。
外側から体内の疲労にアプローチを直接かけることのできる最高の商品です。
お風呂上りに実際にやってみた・レビュー・感想【簡単・お手軽セルフマッサージ】
『お風呂の後はストレッチ』のように筆者は3年間,『お風呂の後のストレッチ』と『寝る前のトリガーポイント』といった風にルーティン化しています.
これで感じたことが睡眠の質が格段に上がったことです.
寝起きがすっきりし,入眠もスムーズにいきます.
トリガーポイントをし終わった後は,手足の末端がぽかぽかしているので,そのために入眠が良くなっていると思います.
また、朝練時の体の重さが改善され、軽快に走り出せるようになりました。
慢性的な疲労が発生・感じることが劇的に少なくなり、スポーツだけでなく、生活の質も向上しています。
3年使っても壊れない【抜群の耐久性】
トリガーポイントフォームローラーには、”EVA素材”が採用されており、変形しにくく、壊れにくくなっていまます。
筆者が3年使っても壊れず、変形もしていないのは、この素材が採用されているからだと推測できます。
遠征にも持っていけるコンパクトサイズ | サイズ展開が豊富
トリガーポイントフォームローラーは遠征にも簡単に持っていけるサイズ感です。
他にもいろいろな形、サイズの商品が展開されており、遠征が多い筆者でもストレスなくい持ち運べています。
トリガーポイントフォームローラーの効果 | 血流がよくなる
次に効果を実感したのが血流の促進です。
筆者はふくらはぎ、太もも、腰の順番で回していきますが、終わった後に全身からじわじわと熱がせり出してくるような感覚になりました。
これは筋肉を圧迫しているために引き起こされると思われます。
これだけでは血流がよくなったというエビデンスにはなりえないですが,もうひとつ理由があります。
ひとつは睡眠時の末端の冷えが改善されたことです。
これは去年の冬に実感しました。
筆者はもともと超末端冷え性で、10月中盤になると手足の指が霜焼けで腫れ上がります。
しかし、去年の冬はそれがなく、睡眠時に毎回訪れる末端の冷えがなかったのです。
これは正直驚愕でした.
小学生のころから悩まされてきた末端冷え性がこんなにも簡単に改善しました。
末端の血管がトリガーポイントで拡張され、まともに機能し始めたのだと筆者は推測しています.
慢性的な疲労の改善・浮腫み改善・代謝向上・太りにくくなった
疲労回復には,体内の老廃物などを流すことが重要です.
なので血流が良くなると疲労回復を促すことにつながります.
実際,今日は昨日の練習の疲労が全然抜けてない,疲労を引きずったまま練習している・・・なんてことはありません.
3年間続けて大きく変わったことはここです.
トリガーポイントを続けることで,疲労回復の速度が以前に比べて向上したと思います.
つまり、血流が改善されているということで、それに伴って、代謝も上がり、太りにくくなったと感じます。
浮腫みも改善され、ロングのトレランの翌日に疲労で浮腫むことが減りました。
トリガーポイントフォームローラーの使い方
トリガーポイントの使い方に関しては、公式YouTubeチャンネルから動画が出されています。
これを参考にするといいでしょう。
ポイントはできるだけ体重をかけて筋肉に刺激を与えることです。
まとめ【故障がちなランナーは筋膜リリースを必ずすべき】
このローラーは筋膜リリースをするのに非常に役立ちます。
筋膜リリースをすることで凝り固まった筋肉がほぐれ、血流がよくなり、連鎖的に他の部分もよくなっていきます。
トリガーポイントひとつで改善できることが多すぎるので、高価な医療機器を購入するよりもトリガーポイントを買うことをすすめます。