「今日はやる気が出ないなぁ,練習休も」みたいなこと,ありますよね?
筆者もよくそういうことがあります.
ただ,この本を読めばそういうことを改善できるようになります.
今回はやる気を出さなくてもモチベーションを維持するメカニズムと方法について紹介していきます.
スポーツにおいて、やる気は維持することが大切
「よーし!今日からバリバリ練習するぞ!」みたいに意気込んでも,そのやる気のバロメーターはみるみるうちに下がっていきます.
「今日から毎日朝に20km走る!」みたいにモチベーションを上げても3日で終わったなんて経験は誰しもあると思います.
それは体の機能が正常に働いているから起こることなのです.
モチベーションが上がったりして興奮などをすると,体を元の状態へ戻そうとする”恒常性”が働き,モチベーションが下がっていくわけです.
ゆえにずっとモチベーションが高い状態を維持するのは人体的に不可能なのです.
つまりそれなりのモチベーションを維持するのが重要になってくるのです.
ではそのためになにをすべきなのか,それを解説していきます.
やる気を出すコツはやる気を出さないことにある
やる気を出すと,体の機能の問題で元に戻そうとやる気が下がっていくことは先ほど解説しました.
なので,やる気を出さないことが重要なのです.
やる気を出すからモチベーションが低下し、継続ができなくなります。
やる気で継続せずに、”習慣化”して継続することが重要なのです。
つまり、『習慣化』『ギャップモチベーション』などが関係してきます.
ずっとやる気がある”ように見える”人は常に目標を持っている
皆さんの周りに「あの人ずっとやる気があって行動できてるなぁ」みたいな人はいませんか?
筆者の周りにはたくさんいます.
そういう人たちに共通しているのが,大きな目標,あるいはこまぎりにした目標を持っているという点です.
『来年は日本代表になる』,『来年は日本選手権優勝』,『来年はシリーズチャンピオンになる』など
やる気があるように見える人は,常に目標を持っています.
目標をモチベーションの関係性は次に解説していきます.
ここの関係性が最も重要な話です.
ギャップモチベーションはやる気を出さなくても行動できる魔法
目標とモチベーションの関係は,”ギャップ”にあります.
例えば,『来年日本代表になる』という目標があったとしましょう.
その選考レースまで残り6か月,あなたの力では優勝は怪しい.
毎日を大事にトレーニングを積まなければ勝てません.
そんな状況で,「今日はやる気がないから練習休もう」とはならないと思います.
たとえやる気がなくても目標を達成するために必要なプロセスなのだから,自然と足が練習へ向かうと思います.
強い,できる人は,この『ギャップモチベーション』を使っているのです.
ギャップモチベーションのために目標を定めよう
ギャップモチベーションを引き出す方法としては,他にも手法があるようですが,アスリート向けにモチベーションを維持するには,目標を定めることを強くおすすめします.
筆者もこの本を読んで,改めて「強い人って確かに常に目標があって,そのための手段とプロセスを理解しているからモチベーションが維持できているのかもなぁ」と思いました.
なので,筆者も目標を定めることにしました.
目標を定めるポイント
ギャップモチベーションのために目標を設定するなら,”達成できること”,”ある程度先に達成できること”が重要です.
達成できないことを設定してしまうと,途中で挫折してしまいますので,”ちょうどいい”ところを設定しましょう.
そして,目標をある程度先のところを設定しましょう.明日にでも達成できる目標ならだれでもモチベーションを維持できます.
長期的な目標にすることで,やる気を出さないで,やる気を出して行動することができます.
また,レースで『〇〇分〇〇秒以内』や,『〇位以内』など,”具体的に”設定しましょう.
結果に喜んではいけない,過程に喜べ
また,結果を出した後に,モチベーションを維持するために,絶対にやってはいけないことがあります.
それは『結果に喜ぶ』ことです.
結果が出たことだけに喜んでいると,努力の過程を忘れ,結果が出ることしかやらない思考になってしまいます.
そうなると,新たなことに挑戦できなくなり,更なる向上は望めません.
重要なことは『努力の過程に喜ぶ』ことです.
これは結果を出すために行ったことを振り返り,それを褒めるというものです.
そうすることで努力をすることが好きになり,新たなことに挑戦,努力をする自身がついていきます.
まとめ・要約【モチベーション維持の方法】
いかがだったでしょうか.
モチベーションが出ずに困っているランナーさんは,まず目標を定めましょう.
モチベーションがあると,行動,思考,人生がすべて変わります.