近年アウトドアスポーツが流行りを見せています。
トレイルランニングもそれに漏れず、人口が爆増しつつあります。
しかし、100マイルや100kmをレースで走るとなると、練習方法がわからず右往左往してしまうことが結構あります。
そこで今回は100マイルや100kmレースの対策として練習方法を解説していきます。
100マイル・100kmレースの練習方法を徹底解説!
100マイルや100kmのレース対策練習となると、とにかく距離を走ることが大事だと思われがちです。
もちろん、基礎的な体力のためには距離を踏むことも大切です。
しかし、経験的、技術的な観点からもっと大切なことがあります。
その観点が初めてウルトラレースに挑むトレイルランナーに欠如しているものでもあります。
ウルトラレースの練習はまず距離を踏むことから
まず、100マイルや100kmを走るためには、以下のことがもとめられます。
- 100マイル・100km走り切れる体力
- 体の耐久力
- 回復力
- 精神力
- 補給のタイミング
- 眠気と戦うこと
- 走り方と歩き方
いくら経験的、技術的なことが大切といえど、そもそも体力も耐久力も100マイル・100km走り切れるわけがありません。
なので、まずは可能な限り距離を踏むことから初めていかなければありません。
そして、距離を踏もうと走っていくにあたって、経験的、技術的なことを学んでいけばよいです。
早朝と夜の2回走るようにする
トレランにプロという概念はほとんどないと言って差し支えないので、大半が働きながら走っていると思います。
そのため、練習時間が限られてきて、距離が踏めないという方も多いと思います。
しかし、自分で時間を作って走るようにしましょう。それがウルトラに臨むにあたって必要な覚悟の一つでもあります。
社会人が走れる時間として、以下が挙げられます。
- 仕事前の早朝
- 仕事後の夜
これら2度の時間で練習するようにしましょう。
「朝の早起きはちょっと・・・」という方はウルトラレースへの覚悟が足りていませんので、やめるのが賢明でしょう。
ウルトラレースの完走者は大抵朝に走っています。これは紛れもない事実。
そして、ウルトラレースでは夜に走ったり、夜を跨いだりするのが必然なので、仕事後の夜のトレランは非常に効果的です。
もちろん、寝る時間も大切なので、ほどほどにしておくべきではあります。
眠らない練習が必須
ウルトラレースでは夜を跨いで走ることがほとんどです。
そのため、眠気との闘いがあります。
走っていても眠い、人間の生理現象は恐ろしいです。
しかし、ウルトラレースではそれを乗り越えなければ完走できませんので、練習で眠らなくても走れるように体を作っておく必要があります。
それがのちに解説する「オーバーナイトトレイル」練習で培うことができます。
命を守るためにギアは上質なものをそろえる
ウルトラレースでは下手をすれば命に関わることも起こりかねません。
実際にウルトラレース中に命を落としているランナーも少なくありません。
それを引き起こさないためにもギアをそろえることは非常に重要になってきます。
トレランのギアについては過去記事で詳しく解説していますので、ご一読を。
ウルトラレース完走の鍵は”オーバーナイトトレイル”練習
“オーバーナイトトレイル”とはその名の通り、「夜を超えてトレイルを走る」ことです。
この練習にウルトラレースを完走するための鍵があります。
オーバーナイトトレイルのポイントは以下の通りです。
- 実践に近い形で走れる
- 眠らない練習ができる
- ヘッドライトなどが実践的に使える
- 暗い中走ることができる
オーバーナイトトレイルのコツ
オーバーナイトトレイルはウルトラレースの夜区間に近い形式で走れるので、より実践に近い形で走れます。
そのため、夜区間の経験を得られることができます。
この夜区間の経験があるとないのとでは、レースでは大きく変わってきます。
コツとしては、実戦で使用するギアと補給食を使いましょう。
とにかくオーバーナイトトレイルで重要なのは、
「より実践に近く行う」ことです。
オーバーナイトトレイルにおすすめの山(関西)
関西でオーバーナイトトレイルでおすすめの山は六甲山縦走です。
スタートゴールが駅チカで、途中で下山するルートもたくさんあります。
リスクとオーバーナイトトレイルの効果のつり合いがうまく取れており、最大限の効果を得ることができます。
あと、夜景が綺麗です。