アスリートがある目標を達成して,急激にモチベーションが低下することはよく聞きます.
燃え尽きに気を付けながらトレーニングを積み重ねるのは簡単なことではありません.
これはアスリートだけではなく,市民ランナーのように運動を楽しむ方にも言えます.
燃え尽きに気を付けながら健康のために運動を続けることも簡単ではありません.
今回は燃え尽きの初期症状とそれを防ぐ方法について解説していきます.
アスリートの燃え尽きの初期症状
人間は『心』と『体』で形成されており,燃え尽きだけに限らず,どちらか一方,あるいは両方が原因です.
初期症状として,
- 慢性的な筋肉の痛み,疲労
- 慢性的な関節の痛み
- 加齢や疲労による運動能力の低下
- スポーツに対するモチベーション,関心の低下
- 断続的な体調不良
- 回復速度の低下
などが挙げられます.
トレーニング時間,強度の増加は燃え尽きの可能性を高める
当然のことですが,トレーニング時間,強度の時間が増すと,慢性的な痛み,疲労,怪我などが繰り返されるおそれが高まります.
これすなわち燃え尽きの初期症状へつながります.
重要なのが,「適度なトレーニングをメリハリつけて継続する」ことです.
体の声に耳を傾け,臨機応変にトレーニングプランを組み替えることが重要です.
休息による回復とハードな日を分けることが重要
休息は何事においても重要です.
トレーニング,仕事,プライベート,すべてのことにおいて休息する時間がないと,息が詰まってしまいます.
特に身体的な面で言うと,ハードなトレーニングでは筋肉,心肺,臓器により負担をかけます.
なので,その翌日は必ず休息を取る必要があります.
海外のプロランナーチームでは,ハードトレーニングの翌日,翌々日は必ず休息やジョギングを取るようにしています.
高強度のトレーニングから回復するには,『48~72時間』の休息時間を設けることが推奨されています.
つまり,ハードなことを連続していては燃え尽きの原因を生み出してしまうため,休息日とハードな日を分ける必要があるのです.
達成できる目標を設定する | 小さな目標をこなし続ける
『燃え尽き=モチベーションの低下』でもあります.
モチベーションを維持するには,”目標を設定する”ことが一番です.
モチベーションについては下記記事で詳しく解説していますので,ご一読を.
アスリートが燃え尽きから脱却する方法
「燃え尽きているなぁ・・・」と感じたらいったん回復のための休息を取りましょう.
もちろん「完全に動かない」ではなく,ウォーキングなどの低強度の運動をするといいです.
燃え尽きは心か体のどちらかが疲れているから起こるのです.
なので,いったん競技のことは忘れて回復に専念しましょう.
すると,再び頑張りたいという気持ちが芽生えてきます.
一度好きで頑張っていたのだから,再び好きになって頑張れるはずです.
まとめ【燃え尽きを防ぐには継続できるようにする】
いかがだったでしょうか.
燃え尽きを防ぐためには,休息とハードな日を分け,継続できるようにします.
そして,達成できる目標を設定し,それに向かって無理のないプランを組むことが重要です.