クロストレーニングと聞いて,ピンとこない方もいるかもしれません.
筆者もクロストレーニングという存在を知ったのは実に3年前のことでした.
そこからクロストレーニングを色々と試し,実践してきました.
今回はクロストレーニングとは何か,方法,理由,メリットについて筆者の主観も交えて解説していきます.
クロストレーニングとは
クロストレーニングとは,本業のスポーツとは違う,別のスポーツをトレーニングに組込みというトレーニング方法です.
例を挙げると,一般的にランナーが行っているクロストレーニング以下のようになります.
- マラソン+ロードバイク
- マラソン+トレラン
- マラソン+水泳
- トレラン+ロードバイク
- トレラン+水泳
クロストレーニングで行う種目の選び方
クロストレーニングといっても,相性というものがありますので,適当に決めてしまうとクロストレーニングの効果を正しく得られません.
クロストレーニングの種目として選ぶスポーツは,本業のスポーツの能力を補助的に向上させるものを選ぶのがポイントです.
例えば,マラソンが本業であれば,ロードバイクや水泳がクロストレーニングとして効果的です.
理由としては,同じ持久的スポーツだからです.
マラソンの必須能力である,持久能力を補助的に向上させる,あるいは基礎的な持久力を向上させられる種目の代表として,『水泳』,『ロードバイク』が挙がります.
あくまで,『本業の補助トレーニング』としての位置づけが重要なのです.
クロストレーニングは休息日に位置づける
どんなスポーツでも休息する日はあります.
マラソンや陸上では休息がトレーニング効果を高めると言っても過言ではありません.
しかし,完全に走らない休息はあまりありません.大抵はゆっくりのジョギングなどを行います.
そこでクロストレーニングの出番です.
休息する日に走ると少ないとしても足に負荷がかかります.
しかし『ロードバイク』や『水泳』を行うことによって足に物理的な負担をかけずに,基礎的な持久能力を補助しつつ,休めることができます.
いつもと違う筋肉を使うことで身体に刺激を入れることができ,血流も加速し,回復も加速します.
また,ずっと同じことをし続けるよりも精神的にリフレッシュでき,心身ともにメリットがあります.
クロストレーニングを行う主な理由
- 基礎体力の向上
- 本業スポーツのための補助トレーニング
- いつもと違う筋肉を使う
- 休息日の回復を加速させる
- 心身のリフレッシュ
目的は人,シーズン(時期)によってまちまちですが,クロストレーニングを行っている人の大半は,上記のいずれかを目的として行っています.
いつも同じスポーツをしていると,身体の使い方や筋肉が偏ってきますので,そういった意味でもクロストレーニングは非常に有効であります.
クロストレーニングを実際に行って感じたメリット,デメリット
筆者は『トレラン,マラソン+ロードバイク』という組み合わせでクロストレーニングを行ってきました.
そこで感じたメリットは,『怪我,故障がなくなった』ことです.
3年間,外傷はありつつも,疲労による故障がありませんでした.その他に感じたメリットは以下の通りです.
クロストレーニングで感じたメリット
- 怪我,故障がなくなった
- 疲労を感じて走ることがなくなった
- 気分,疲労次第でトレーニングを変えられる
- 基礎能力の向上
- 心身ストレスの低減
- 両スポーツの楽しさを理解できる
クロストレーニング最大の恩恵は,疲労をため込むことが少なくなったことです.
理由として,疲労を感じていたり,走る気分ではない時にロードバイクをトレーニングとして行えるからです.
トレーニング方法を2種目持っているということは大きなメリットだと感じました.
クロストレーニングで感じたデメリット
- 費用が2種目分かかる
- 家に物が増える
感じたデメリットはこれだけです.
本業スポーツへ影響するようなデメリットは感じたことがありません.
しかし,費用がかかったり,家に本業スポーツ以外の物が増加するので,そのあたりは大きなデメリットとして感じています.
まとめ【クロストレーニングのやり方】
いかがだったでしょうか.
クロストレーニングを始めようと思っている方は,お金が許すのであれば,迷いなく始めるべきです.
知見やコミュニティも広がるので,メリットばかりです.