近年ランナー人口が増加傾向にあります。
外に出ればランナーを見ない日はない程ですが、これは世間的な健康志向の高まりが要因のひとつとして挙げられるでしょう。
また、中には一般ランナーが参加できる小規模な大会から大規模な大会に向けてトレーニングに取り組んでいる方も少なくありません。
今回は、そのトレーニングの効果を高めるとされている「音楽がランニングに及ぼす効果」について解説していきます。
ランニング中の音楽の効果を解説
ランニング中に音楽を聴くべき理由
とある研究で明かされたことですが、
『音楽に合わせて運動を行うことで、動作のテンポや呼吸のペースをある程度一定に保つことができ、軽快なアップテンポの音楽では気分が高揚し、ゆっくりとした音楽ではリラックスした気分になるなど、心理的な効果がある』
とのことです。
ランニングではテンポ、すなわち「リズム」が重要だと言われていますが、そのリズムを一定にする効果あるのです。
それにより、呼吸、ペースが一定になり走りによい影響を与えます。
音楽がロングランに与える影響
ロングラン、つまり、ポイント練習ではなく、そこそこのペースで距離を踏む練習では、音楽を聴くべきです。
理由は、先ほど述べた通り走りのリズムを一定にするのを助ける効果があるからです。
ロングランでは、どれだけペースを一定で走れるかが重要になってきます。
その際にリズムを作ることが前提となってきますが、音楽を聴くことによって、走りのリズムが構築しやすくなるのです。
また、一定のリズムを保てると、中盤、後半のペースダウンを抑えることができます。
そうして結果的にトレーニングの質が向上します。
リカバリージョグこそ音楽を聴くべき理由
マラソン、陸上などにおいて、疲労の回復が重要とされています。
そして、疲労回復のために週に2~3日はリカバリーの日が設けられているのが一般的でしょう。
その週2~3日のリカバリージョグの目的はもちろん『疲労回復』にあります。
音楽にはリラックスさせる効果もあるため、リカバリージョグ時に音楽を聴いて走ることによって、力みなくリラックスして走ることができます。
そうすることで、疲労回復の促進が期待できます。
ランニング中に音楽を聴くメリット
ランニング中に音楽を聴くメリットはこれまで述べてきた通りです。
- トレーニング効果の促進
- 走りのリズムが作りやすくなる
- 呼吸が一定になる
- ペースを一定にしやすい
- リラックスでき、疲労促進が期待できる
ランニング中に音楽を聴くデメリット
ランニング中に音楽を聴くデメリットはこの通りです。
- 周囲の音が聞こえにくい
- 耳が悪くなる可能性がある
- イヤホンを買わなければならない
- スマホを持たなければいけない場合がある
耳を塞いでいるため、車や自転車の接近に気づけないことが多々あります。
また、汗などで湿気たまま長時間ヤホンをしていると耳内がカビて耳が悪くなることがあります。
こられに関してはイヤホンを清潔に保っておくか、骨伝導イヤホンなどを用いることで回避できます。
ランニングにおすすめのイヤホン
走るときはほとんど音楽を聴きながら走る筆者がいくつも試してきたイヤホンの中から選んだ、5つのランニングにおすすめのイヤホンを下記記事で詳しく紹介しています。
ぜひご一読を。
スマホを持たずにランニングで音楽を聴きたいならこの時計
スマホを持たずにランニングするためには、ランニングウォッチに音楽再生機能があるものが必須となります。
音楽再生機能のあるランニングウォッチは、下記記事で詳しく解説していますので、ご一読を。
まとめ【ランニング中の音楽の効果】
いかがだったでしょうか。
ランニング中の音楽はメリットばかりです。
エリートランナーほど、音楽の使い方によってトレーニング効果を促進する恩恵を受けやすいと思いますし、ビギナーランナーでもトレーニング中の暇つぶしにもなるので、おすすめです。