2018年スポーツマーケティング基礎調査(速報版)について

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スポーツビジネス
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GW最終日、明日から社会復帰できるか不安なアラサーSEです。。みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
今回は、半年以上前に出ていた調査結果をネタとして書いてみたいと思います。タイトルの通り、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
が発表した「2018年スポーツマーケティング基礎調査」です。
 

調査結果概要

◆スポーツ参加市場規模は約2.5兆円。
◆スタジアム観戦の支出額は年間38,423円で昨年より12.8%増。
◆スポーツ人気で野球とサッカーとの差が縮まる。自分で行うスポーツはウォーキング、ジョギング、
 水泳など年配層でも続けられる手軽なスポーツが人気。
プロ野球ファン人口は2,775万人で昨年比微減。ワールドカップでベスト16となったサッカー日本
 代表のファンは3,324万人で昨年比401万人増の一方、Jリーグファン人口は1,154万人で微増に
 とどまる。B.LEAGUEファン人口は603万人、Vリーグファン人口は416万人。
◆スポーツブランドではナイキ、アディダスが根強い人気。若年層ではアンダーアーマーの人気上昇。
◆好きなスポーツ選手は米大リーグで活躍した大谷選手が1位、フィギュアスケート羽生選手が2位。
 全米オープンテニスで優勝した大坂選手が大躍進。
◆eスポーツの認知は全体の1/4。オリンピック種目への導入に対しては、反対が25.9%と賛成の15.1%
 を10ポイント以上上回った。

 引用元: 三菱UFJリサーチ&コンサルティングマクロミルによる共同調査

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調査結果から考えたこと

代表人気

2018年はサッカーのW杯が行われたこともあり人気において野球との差が縮まったとのこと。やはり代表人気は大きいですね。特にマイナースポーツでよく言われることですが、国際大会での盛り上がりを瞬間風速的に終わらせるのではなく、国内のリーグ戦や大会でその熱をいかに持続できるかが鍵ですね。そのためには、協会・リーグ・チームそれぞれの立場での努力が不可欠です。
 

スタジアム観戦の支出が大幅増

ここでの「支出」はチケット代・交通費・飲食・グッズ当すべてが含まれた金額だそうですが、ここまで増えているとは思いませんでした。各球団・クラブのスタジアム事業における努力が実ってきているといえるのではないでしょうか。
以前もちょっと触れましたが、観客動員数を増やすことはもちろん、収益を伸ばすうえで客単価を上げることは重要ですし、ファンの観戦体験向上にもつながっている結果の表れだと思います。
 

マルチスポーツ

プロ野球のファン人口が微減というのはちょっと気になりましたが、いずれにせよ少子高齢化で人口も減少していくだろうというなかで、競技間でファンを奪い合うのではなく同じ人に複数のスポーツを観戦してもらうといった視点も重要かなと最近感じています。
たとえば、夏は野球・冬はバスケとかイメージしてもらうと分かりやすいですかね。野球ファンとしては冬のシーズンは退屈ですし、その逆もいえるでしょう。また、仮に時期が被っていたとしても、最近の千葉ジェッツ・島田社長のTweetにあるような集客も面白いと思います(この場合、同地域という条件はありますが)

 
最もイメージしやすいのはやはり地域軸で、最近は各地でプロスポーツチーム同士の競技を超えたコラボが見られますね。他にはたとえば楽天のような親会社軸(楽天イーグルスヴィッセル神戸)やDeNA(横浜DeNAベイスターズ川崎ブレイブサンダースほか ※地域軸ともいえますが)。あとは、最近スポーツ界でも目立つミクシィの投資(あえてスポンサーシップではなく投資、千葉ジェッツFC東京東京ヤクルトスワローズ)。この辺も注目してみると面白いですね。
 
次の祝日は7月の海の日だそうです。。明日からお仕事の方も多いと思いますが、頑張っていきましょう!
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