「トレイルランニングを始めよう」そう思い立っても少しハードルが高いと感じると思います。
「マラソンをはじめよう」と思い立てば、そのまま外を走りだせますが、トレランはそうもいきません。
安全確保のためのギアの購入や、走る道筋などたくさんの準備をしなければなりません。
今回はそんなトレイルランニングを始めるにあたっての手順を解説していきます。
トレイルランニングの魅力は?トレランを始めるべき理由
そもそもなんでトレイルランニングなんてするの?魅力は?ということに関してですが、筆者はトレイルランニングを行う魅力は以下の通りだと考えています。
実際に誰かにトレイルランニングを勧める時もこういうことを主軸に伝えています。
- 非日常を体感できる
- 自然を感じることができる
- リラックスできる
- ダイエットに効果的
- 体力がつく
- 脳が活性化する
トレイルランニングをするメリットは過去記事で詳しく解説していますので、ご一読を。
トレランをしている人は頭が良い人が多い
これは筆者の持論になりますが、これまで出会ってきた大半のトレイルランナーは、頭が良い人が多いです。
もれなく高学歴、大手企業勤めなど・・・
これは、『トレランをしているから頭が良い』のか、『頭が良いからトレランをしているのか』どちらかになりますが、筆者的には後者だと思っています。
頭が良い人、できる人は休日に家で陰気に耽っておらず、しっかり早起きしてアクティブに活動している人が多いです。
その方が心身共にリフレッシュできますし、健康的に生きていられます。
そして、アクティブを求めてトレラン界に進んでいる人が多いのだと推測しています。
トレイルランニングの始め方!買うべきもの一覧
トレランはマラソンほど市場が大きくないので、必要なものを揃えるにあたっては高価なものが多くなります。
より小さい企業ほどのその色は濃くなっていきますので、ギアを選ぶ際はできるだけ大きい企業から買うように心がけると費用を抑えることができます。
Step1. トレランザックを購入する
トレランを始めるには、まず水や補給食を収納するためのトレランザックが必要です。
ランニング経験のある方なら、ランニングシューズやウェアは基本的に持っていると思いますので、最初はそれを使うといいでしょう。
しかし、トレランザックというものは誰しもが持っているものではありません。
なので、最初にまずトレランザックを買う必要があります。
筆者のおすすめはサロモンのトレランザックです。サロモンの中でも色々種類がありますが、『○○SKINという型番が最も良いです。
また、それ以外から選ぶならチャックがないものを選びましょう。
物の出し入れの際にチャックがあるとストレスが溜まります。
過去記事で詳しくおすすめのトレランザックを解説していますので、ご一読を。
Step2. 実際に登山をしてみる
トレランザックが選べたら、次は登山です。
トレランザックに水や補給食を入れて近場の山を歩いてみましょう。
トレランを始めるにあたって重要なことは、
『山への恐怖心を無くすこと』つまり、『山に慣れる』ことです。
山を走るなんて常人では普通できませんし、最初から山に慣れている人なんていません。
なので、まずは登山に慣れることから始めましょう。
Step.3 ロードで10kmランニングできるようにする
ランニング未経験者がトレランをすることはめったにありませんが、最低でもトレランを始めるまでにロードで10kmは連続して走れる力を付けましょう。
トレランは平気で1時間以上走るスポーツなので、「最低10km」は走れるようにしておきましょう。
すでに10km以上走れる力があるなら、次のステップへ移りましょう。
Step4. トレランシューズを購入する
ロードシューズだとトレイルではよく滑り、転倒のリスクを高めます。
それが怪我や事故のもとになりやすいです。
なので、初心者ほどトレランシューズを買いましょう。
トレランシューズの主要メーカーは、この通りです。
- Salomon
- Adidas TERREX
- NIKE
- columbia
- inov-8
- ALTRA
この中から筆者がピックアップすると、SalomonかAdidas TERREXです。
NIKEはマラソンシューズほどの力はなく、トレランシューズは微妙な印象です。
過去記事でおすすのトレランシューズについて詳しく解説と紹介をしていますので、ご一読を。
初心者におすすめなトレランシューズ
元日本代表で数多のシューズを履いてきた筆者が初心者に向けたいのは以下二つのシューズです。
どちらも癖がなく快適に走れるのが魅力的で、クッショニングもしっかりしているので、下りでもしっかり足をホールドしてくれます。
Step5. YAMAPなどでルートを確認する
YAMAPでスマホにルートを保存することで、起動させながら走れば、遭難の危険はほとんどありません。
ルートを外れると通知をしてくれますので安心です。
Step6. 山を走ってみる
これまでのステップを踏めていれば、問題なくトレランを始められます。
自信を持って山に入りましょう。
登りは走れるところだけ走り、下りは怖いなら怪我しないよう安全に下りましょう。
トップ選手でも登りは歩くことがありますので、歩いても問題ありません。
一番大事なことは楽しむことです。
山の下りの走り方に関しては下記記事で詳しく解説していますので、ご一読を。
あったら便利なランニング用品
必須ではありませんが、あったら便利なランニング用品を紹介しておきます。
過去記事で詳しく解説していますので、ご一読を。
番外編Step7. 練習会・チームを探してみる
トレランの練習会など定期的に開催されています。
そういった練習会をSNSやmoshicomで探すことで、自身のコミュニティが広がるとともに、能力アップも期待できます。
また複数人で走ることでより安全を確保でき、楽しさが増すのでおすすめです。
番外編Step8. 自分に合った練習メニューを考える
強い人の真似をして練習するのもひとつの近道ですが、自分自身が使える時間や仕事との関係を鑑みて練習を組みましょう。
通勤ランや、退勤時に帰宅前にどこかで走る、など方法はいくらでもあります。
そういった方法や時間の使い方を考えて、練習を組むのも楽しみのひとつでもあります。
下記2記事で練習メニューについて解説していますので、ご一読を。
番外編Step9. 実は必須ギアを購入する
番外編に持ってくるべきではないでしょうが、本格的にトレランをするなら防水シェル・ウィンドシェルなどのジャケットが必須になってきます。
レースなどに出場しようとすると、これらのギア必携装備になっており、これらがないと出走できない場合がありますので、注意が必要です。
防水シェル・ウィンドシェルを購入する
冬のトレランでは必須なのが、ジャケット関連のギアですが、これは本当に命にかかわりかねないので、購入は必須です。
夏でも標高(約1000m以上)の高い山だとウィンドシェルは持っておいた方が良いです。
筆者が実際に愛用しているジャケットの中でおすすめは以下の通りです。
番外編Step10. GPSウォッチを購入する
トレランではGPSウォッチがあれば何かと便利です。
どれくらい走って、どれくらいの標高を登ったかを手元で確認できるのは便利です。
また、ルート確認ができる機種も存在するので、そういった機種だと安全も確保できるのでおすすめです。
GPSウォッチについては下記記事で解説していますのでご一読を。
まとめ【トレイルランニングの始め方】
いかがだったでしょうか。
トレランを始めるためには中々の準備が必要ですが、命にもかかわることなので、しっかり準備してから臨みましょう。
では、また他の記事で。